脳の中でも最も古くから存在する脳の一部.大脳や小脳に覆われて見えにくく,小脳の下部で大脳の中心よりやや下側の位置に存在している.脳幹は【間脳】【中脳】【橋】【延髄】といった分類がなされています.
生きるために必要な機能を多く存在し.体性神経による反射運動や、自律神経による内臓器官、呼吸、血圧、体温の調節、覚醒など、生命を保ち続けるために必要な機能が存在します.
大脳との違いは『活動の種類』に焦点をあてるとわかりやすく,大脳は『意識的な活動』を行うための中枢で,脳幹は逆に『無意識的な活動(生命活動)』を行うための中枢です.
脳幹は狭義には『中脳・橋・延髄』からなるため,記述する文献によっては間脳は脳幹の一部として含まれていないことがある.
右脳と左脳の間にあり,重さは約200グラムで視床と視床下部がある.大脳と小脳と脊髄を結ぶ重要な器官です.
【五感を含めた感覚器官から与えられた刺激を大脳に伝える機能】を持ち、【体温の調節から食欲や性欲といった人が生まれつきに持っている活動の調整する機能】を持ちます.
脳幹の上部に位置し,間脳の約8割を占めている.【嗅覚を除いた,視覚,聴覚,味覚,平衡感覚などの全ての知覚から集められた情報を大脳皮質に伝達し,大脳の覚醒状態を保持する機能】を持つ間脳の一部です.
重さは約4グラムで間脳の約1割ほどの大きさですが,【内臓の制御、体温調整、ホルモン分泌など,人の生命維持として必要な機能の全体をコントロールする機能】を持っています.
間脳の内側下部に位置しており,筋肉の緊張を調節したり聴覚や視覚の刺激を大脳皮質に中継する脳幹の一部です.
【眼球運動(瞳孔の調節など)から歩行運動といった無意識で行われる運動の制御をする機能】を持っています.
小脳では『平衡感覚の情報を元に四肢や体の筋肉を使って平衡な姿勢になるように調節・補正』するのに比べ,中脳では『関節や筋肉など対して,一定の状態を超えると強制的に発生する無条件反射を利用することより姿勢を制御』します.
中脳の下部,延髄の上部に位置し,左右に存在している小脳・中脳・延髄に対して脳神経を橋渡ししています.
【顔面の運動,顎を使った咀嚼や呼吸を調節する機能】【全身の筋肉運動をコントロールする機能】を持っています.
【頭顔部の皮膚・歯髄や口腔粘膜,舌の前方2/3の領域の粘膜から鼻腔粘膜などの神経がある神経】で,脳に伝わる神経の中でも太い神経である.
【眼球を外側に向ける働きを支配する運動神経】のこと,眼球を動かす神経のひとつです.
12個存在する脳神経のうち一つ,【顔面筋の神経であり顔の表情を作る運動をつかさどる神経】である.顔面筋だけではなく,味覚の一部の繊維や唾液線・涙線に関する繊維が混在しています.
脳の最下部にあり,大脳・小脳を脊髄につなぐ役割を持っています.心臓中枢・呼吸中枢をはじめ,舌咽神経や舌下神経や迷走神経などの神経の分岐(中継)点が集まっています.
【心拍・血圧・呼吸の速さを調節する機能】【嚥下(食べた物を飲むこと)・嘔吐・せき・くしゃみを制御する機能】を持つ器官です.
【舌と咽頭にある脳の神経で,舌の後ろ部分の3分の1の味覚や知覚をつかさどる.舌の付け根のあたりの筋肉や口腔と食道の間でふくらんだ部分の筋肉のう運動などに関与する神経】である.
延髄の腹側から出ている,主に【舌の運動に携わる筋肉に存在する神経】のことです.
【口腔と食道の間でふくらんだ部分である『咽頭』・誤嚥(ごえん)を防ぐ気管『喉頭』・食道上部に位置する運動の神経や,腺の分泌神経】です.
他にも,脳神経の一つであるが横隔膜より下部に位置する腹部の内腔にも神経が通っています.
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